6月末に伊藤塾の論文式の模試を受験することを決意しましたが、1つの壁にぶつかりました。
それは、「法律実務基礎科目」の論文はおろか勉強をまともにしたことがない、というかそもそも何を勉強すればいいのか分からない、ということです。
ですので、今回簡単に①どんな科目なのか②勉強するメリット3選について、をまとめてみました!
特に予備試験の入門講座は終わってこれから模試や答練を受けるけど、法律実務基礎科目はどんな勉強をすればいいの?というかそもそも7法の法律科目だけで十分じゃないの?という方に読んでいただきたいです!
目次
①法律実務基礎科目とは?
法律実務基礎科目については司法試験の本試験では科目としては出題されません。
予備試験の論文式にのみ出題されます。
法律実務基礎科目は「裁判実務」について出題がなされる科目となっています。
(1)民事実務
民法と民訴法の知識が前提になっており、要件事実論が出題の中心になっています。
要件事実では、民法の条文上の要件と効果が何で、それを要件事実としてどのように扱うかを論述していくことになります。
私も最近勉強を開始しましたが、率直に思ったことは「めっちゃ民法・民訴法の知識使うやん・・・」ということでした。
(2)刑事実務
刑法と刑訴法の理解が必須になっています。
事実認定だけでなく、手続きの流れについても理解をしておく必要があるようです。
まだ本格的に勉強を開始していませんが、刑法の論文の問題のような問題が出題されて、そこから事実を抽出しつつ論述をしていくので面白そうな印象です。
民事実務と刑事実務の2つに分かれており、それぞれ50点ずつ出題の合計100点分の科目になっています。
ちなみに予備試験の論文式は500点が満点で、うち法律実務基礎科目は20%にあたる100点を占めており、意外と配点が高いです。
しかしながら、「対策が不十分」という方も多いという声もよく聞きます。
どうしても7法の入門講座が終わってから講座がスタートする場合が多いですし、短答でも科目としては出題されないため対策が後手に回りがちな科目のようです。
②法律実務基礎科目を勉強するメリット
いろいろなサイトや書籍を参照する限りで法律実務基礎科目を勉強するメリットは下記の3点だと思います。
- (1)実体法(民法・刑法)と手続法(民訴法・刑訴法)の復習になる
- (2)細かな手続きも勉強するので短答対策にもなる
- (3)他の受験生と差をつけられる
(1)実体法(民法・刑法)と手続法(民訴法・刑訴法)の復習になる
こちらに関しては本当にそうだと実感しています。
法律実務基礎科目についての講座を現在受講していますが、普通に入門で扱ったような知識が前提になっていますので、その知識がないと講師の先生が何を言っているのか理解することが全くできません!
ですので、強制的に復習する機会になること間違いなしです。
(2)細かな手続きも勉強するので短答対策にもなる
書いて字の通りですが、民事・刑事の訴訟手続きについての勉強をすることになるので、民訴・刑訴の手続法部分の復習になるようです!
手続法部分については後回しにしがちですので、法律実務基礎科目を通じて定着させられるとあとあとが楽になりそうですね。
(3)他の受験生と差をつけられる
先ほども触れましたが、どうしても法律実務基礎科目は後回しになりがちです。
ですので、受験生にとって対策が手薄な科目になりやすく、仮にしっかりと対策を講じれば差をつけることができる科目だといえます。
③まとめ・参考サイト&書籍
いかがでしたでしょうか?
どうしても7法に目が行きがちで目が向けられないことの多い法律実務基礎科目ですが、勉強するメリットも多そうですね。
民法・民訴・刑法・刑訴を勉強した前提でないと勉強ができない部分はネックですが、勉強した方であれば復習にもなるので、いいと思います!
最後に参考にしたサイト・書籍を貼っておきますので、そちらの情報もチェックしてみてください!
- 『司法試験予備試験完全攻略本』(柴田 孝之 著)
- Amazon.co.jp: 司法試験予備試験 完全攻略本 eBook: 柴田孝之: Kindleストア
- 『司法試験予備試験一発突破ナビ』(吉野 勲 著)
- 司法試験予備試験一発突破ナビ | 吉野勲, 資格スクエア |本 | 通販 | Amazon
ここまで読んでいただきありがとうございました!挑戦の毎日を!